木目金に使用されるホワイトゴールドについて

本日、いつものようにお客様との打ち合わせをしました。
そこで気になる質問をしていだだきました。
何故、気になったのかというと、ホワイトゴールドについて多くの方々が誤解されていて、それに関する質問でした。
「シルバーってこんなに灰色っぽくなってしまうのですね。。。」
「ホワイトゴールドは真っ白でやっぱり変色しないんですね。。。」
木目金のサンプルをご覧になった時にかなり多くの方がこのようなお話をされます。
なので私はいつもこのような返答をしています。
「18Kホワイトゴールドは一般的に、ゴールド75%、残りの25%をパラジウムという金属でできています。
ゴールド(つまり純金)の黄色味を消すためにパラジウムという金属を混ぜているので、グレー色なんです。」
「市販されているよくお見かけになるホワイトゴールドはほとんどメッキが施されているため、あれが本当の色ではありません。」
「木目金にメッキを施すと木目模様は消えてしまうので、木目金の場合はホワイトゴールドの本当の色(グレー)が見えるのです。」
ちなみに、木目模様で一番、真っ白なのは「銀」なのです。
銀は化学変化により変色しまう事を不安に感じている方もいますが、
昔、木目金に使用された銀の色が変わったのを私が初めてみた時、
今まで見た事があるシルバーの指輪とは全く別物である事に気がつかされました。
伝統と風格を感じさせる指輪に変貌していたからなのです。